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2019/04/01

「Googleしごと検索」「indeed」対応の求人採用サイト制作

2019年1月23日Google for Jobsが「Googleしごと検索」という名称でサービスを開始しました。
これにより、企業の採用サイトにGoogle検索からの新たな導線を引くことが可能となり、求職者にダイレクトに自社を知ってもらうことができるようになります。

Googleしごと検索

自社採用サイトの難しさ

現在では求職者のほとんどが応募する企業のWebサイトで仕事内容や会社の雰囲気などを事前にチェックしています。
採用を予定している企業側は、自社のWebサイトでしっかりと求職者に向けた情報をつくりこむ必要があります。

企業が採用を進めるために自社の求人採用サイトをつくる場合、自社の将来のVISION、経営理念を伝え、求める人物像、仕事内容を詳しく解説し、社内の教育制度、福利厚生、待遇等の魅力を説明し、実際に働いている先輩の声を掲載するなど採用効率を上げるために様々なコンテンツをつくります。

 

しかしながらその求人採用サイトを

「どのように求職者に届けるか?」
「どうしたら求職者にみてもらえるか?」

という部分に非常に難しい問題がありました。

「SEO対策でいける?」「リスティング広告は?」「SNSの広告は?」といった手法でもできなくはないのですが、これらは求職者求める本質に合ってない部分があります。では求職者の求める本質とは何でしょう?

「いろいろ比較して、自分にベストな会社に入りたい。」

というのが多くの方の本音で本質ではないでしょうか?

人生の大きな部分を占める「はたらく」の選択をする際
「いろいろな職を見て選びたい。」
「比較してより良い会社に入りたい。」
という想いは非常に強く、職探しの本質に、比較する工程が含まれるので、多くの求人情報をまとめて掲載されている「リクナビ」「マイナビ」「バイトル」などの求人ポータルサイトは非常に大きな役割を果たしていました。

 

求人採用ポータルサイト

つまりどれだけ自社の求人採用ページを強化しても、求職者が比較したいという本質を持っている限りは「リクナビ」「マイナビ」などの求人ポータルサイトを見るので、そこに有料で求人を出すより仕方がないのが現状でした。

 

「じゃあしょうがないので求人ポータルサイトにお願いして求人情報を出してもらおう。」とお願いするとどのぐらい費用がかかるかというと、アルバイトで数万円、正社員の求人で数十万円(プランと期間による)がかかります。参考に大手転職サイトの基本掲載料金が下図になります。

求人サイトけいさいりょ

弊社のような中小企業が正社員を1人採用したいと思った場合でも、大手企業が大人数の採用を行う場合でも基本、料金は同じになります。
また年間を通して求人情報を出し良い人が来たら採用したいといった場合は結構な高額になります。
さらに応募があるかどうかはわかりません、一人も採用できない場合もあります。

 

求人情報専門検索エンジン「indeed」「Googleしごと検索」の登場

「indeed」は2009年11月に日本でサービスを開始した求人情報専門の検索エンジンです。本記事の冒頭で紹介した「Googleしごと検索」は、みなさんご存じのGoogleが求人情報のみを掲載するサービスです。この2つのサービスのメリットは自社の求人採用サイトにダイレクトに導線を引ける点と無料で利用できる点です。

indeedの仕組み

indeedは求人情報に特化した検索エンジンなので、Web上にある求人情報をクローラーというロボットが自動で情報収集して掲載基準を満たした求人情報を自動掲載してくれます。
またアカウントを登録し無料で求人情報を登録することもできます。実際に掲載されているものをみてみましょう。

indeed検索画面

求職者は赤枠に職種やキーワード、勤務地を打ち込み検索します。
ためしに「Webデザイナー」「名古屋市」と打ち込んでみました。

indeed検索結果画面

検索結果は上記薄緑色の部分にいくつか表示されます。
気になる求人情報を押すと一番右側に詳細情報が表示されます。
さらに募集している会社を詳しくみたい時は赤枠内の「求人を見る/応募する」をクリックすると募集している会社のホームページに飛べます。
ここで注意すべきはすべての求人情報が募集している会社へ飛べるわけではなく、indeedの基準を満たしていないWebサイトの場合は直接飛べない点に注意が必要です。

indeedの仕組みを利用することで、求職者の「比較したい」というニーズを満たしたうえで自社の求人採用サイトへ導線を引き、求職者に見てもらうことができます。
しかも無料で利用できる点も素敵です。※有料で露出を高めより効率的に見てもらうこともできます。

 

Googleしごと検索の仕組み

Googleの場合はご存じのように世界一の検索エンジンなので、もともとあらゆる情報をクローラーが収集しており、その延長で求人情報だけをまとめたサービスとしてGoogleしごと検索ができました。自社の求人採用ページに構造化データというものを入れると自動で掲載してくれます。実際に掲載されているものをみてみましょう。

Googleしごと検索

Googleの検索画面で「Webデザイナー 名古屋」と検索してみた結果です。
通常の検索結果の中に青枠で求人を書いてある枠が新たにできました。これがGoogleしごと検索です。
青枠の下の方の「→他100件以上の求人情報」というリンクをクリックすると詳しく見ることができます。

Googleしごと検索導線

画面左側に求人情報が多数出ます。
気になる求人情報を押すと右側に詳細情報が表示されます。
さらに募集している会社を詳しくみたい時は赤枠内の「〇〇〇株式会社で応募」をクリックすると募集している会社のホームページに飛べます。
ここで注意すべきは、自社で採用ページを持つすべての会社がGoogleしごと検索に掲載されるわけではありません。掲載基準を満たしかつ構造化データがある採用ページのみが自動で掲載されます。

Googleしごと検索の仕組みを利用することで、求職者の「比較したい」というニーズを満たしたうえで自社の求人採用サイトへ導線を引き、求職者に見てもらうことができます。
しかも無料で利用できます。

 

自社サイトを「Googleしごと検索」「indeed」に対応した時のメリット

  1. 「いろいろ比較して、自分にベストな会社に入りたい。」自社の求人採用ページに導線を引くことで多くの求職者に見てもらう事が可能になる。
    現在日本でのGoogleの月間利用者数は6600万人以上またindeedの月間利用者数は2200万人と利用者数としては圧倒的であり、この両者から自社の求人採用ページへ導線を引くことで、求職者の「比較したい」というニーズを満たしたうえで多くの人に見てもらえる。
  2. 基本無料で利用できる。
    「Googleしごと検索」と「indeed」は基本無料で利用が可能です。企業によっては通年採用をしており、いい人から応募があったら採用したいという会社もあるので向いています。また「indeed」はクリック課金での有料プランもあり、急募の場合のみ有料で使うといった事も可能です。クリック課金は自社で予算コントロールができるので効率が飛躍的に上がります。例えば正社員を一人採用したい場合、今までの求人広告であれば1か月50万円かかります。いい人材が1週間で採用できても広告費用はそのまま掛かりますが、「indeed」であればそこで広告をやめることができ無駄な広告費の削減につながります。
  3. 自社の求人採用サイトにて一括管理ができる。
    今まで既存の求人広告を利用していた会社は媒体ごとに応募者の管理をしなければいけませんでした。また募集要項など変更がある場合はそれぞれ変更しないといけないので多くの職種を募集する会社は手間が大変でした。自社の求人採用ページを「Googleしごと検索」「indeed」対応させることで応募者からのエントリーや募集要項の修正などが一括で管理でき、効率化が図れます。もちろん新たな職種で募集を出したい時や、既存の募集要項を変更したい時も、下記の編集画面を入力するだけで社内で簡単に掲載開始できます。

募集要項入力枠

 

 

「ハローワークに出しても人が来ない。」
「求人広告を出しても応募が少ない。」
「良い人からの応募がない。」
「年々ひとりあたりの採用単価が増加している。」
人の採用が思うように進まないという声をよく聞くようになってます。

企業の求人採用ページの重要性は年々増加しています。
現在求職者のほとんどが応募前に企業のWebサイトを見ています。
自社のWebサイトにて、仕事内容や会社の魅力をしっかりと伝えることは必須になっています。

どうせ求人採用ページをつくらなければならないのであれば、そこから一歩進めて、その魅力的なページを
効果的に多くの人に見てもらえる仕組みも含めて構築した方がいいと思います。

当社では効率的に求人採用ページをつくりたい企業のお手伝いをしています。